代表の挨拶

代表 藤川 由美

韓国語教室を経営しながら二人の子育てをしてきました。
長女は学校併設の学童保育(ルーム)に預けていましたが、保育園とは、大きな違いを感じ、時間に縛られず、なかなか安心して仕事に集中することは難しい状況にありました。
特に、指導される先生方の限界ある対応、駄菓子のおやつ、宿題の添削がない、長期休暇には、お弁当が必要で、イベントなどもなく、学校内での活動のみ、預かりは17:00迄でした。今まで保育園で至れり尽くせりだったことに改めてありがたさがわくとと共に、とても戸惑を感じました。会社経営をしながらの子育て、社会的責任との狭間で、大変苦しい思いをした数年間でした。

それから7年後、今度は、長男が就学の時、長女の時とまったく変わっていない状況を知り、一緒に保育園を卒園したママたちと話し合いを重ね、キャリアを持つママたちが今までと変わらず安心して仕事を続けられるための学童保育を開室することになったのです。
初めは、自宅で 「おうち学童保育」としてスタートしました。なので、息子の名前をつけて「ひで坊ん家」とし、お友だちのおうちに遊びに行く、そんな感覚で過ごせる環境を目指しました。2008年の開室以来、10名以上のこどもたちが過ごす今も「ママの実家」をイメージできるような家庭の雰囲気を大切にしています。

キャリアを持つ女性の子育てが障害にならないよう、その能力を思う存分、社会で発揮し、世の中に貢献できるための力になる事です。
ママ、パパが社会で活躍している間に、ひで坊ん家では、子どもたちの心をしっかり、育てていきます。コミニュケーションの取り方を学び、社会性を身につけ、自分を大切に扱うことで、周りの人や物にも心を配り、そして、困難にも立ち向かえる高い人間力(問題解決能力)を目指します。学校でも塾でも学べない、ひで坊ん家でしか学べないことがある。

「ひで坊ん家に通ってよかった」という卒業生と保護者の声が、何よりもの励みです。おかげさまで、同窓会も保護者が一緒に集まり、その後の報告をし合う交流が続いることに、ひで坊ん家の存在意義を感じてます。